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✿ i piccoli campi ✿

プレーンな生活。小さな幸せ。

Папа напрокат (パパ・ナプラカット)

http://www.kinopoisk.ru/film/433680/

 

監督

アルテム・リトゥヴィネンコ
脚本
アンドレイ・ツヴェトゥコフ
出演
セルゲイ・ガルマシュ
アレナ・バベンコ
イルマ・ヴィトフスカヤ
アレクサンドル・ペルコフ
オレグ・サフキン 他
2008年 ロシア語 90分

 

シングルマザーのイリーナは、10歳の息子、キリルを育てながら、毎日仕事に忙しくしています。
キリルは大人しくて、少し冷めたような、でも子供らしさも残っている、ジェームス・ボンドが大好きな男の子。
ママが忙しくしているので、鍵っ子のキリルですが、ある日のこと、学校から帰ってくると、突然見知らぬおじさんが、家の中に入ってきました。
警察官だという、その無精髭を生やしたおじさんは、男たちに追われていたので、キリルはかくまってあげました。
おじさんと言葉を交わすうちに、キリルは思うのです、この人は僕のお父さんじゃないのかな?って。
純粋で、父親という存在に憧れや恋しい気持ちを抱いていたキリルと、無精髭のおじさん、トーリャは、その日から交流を深めていくのですが、ママには内緒が前提。
しかし、息子の微妙な変化に、イリーナは気づきます、だってママですもの。
まったく見ず知らずのおじさんが、息子と毎日のように会って話をして、しかも自分が家にいない時に、勝手に食事をしてるなんて(キリルが用意してあげてました)!
普通なら、もう会わないですよね…警察呼ぶよね…。
でも、しばらく悩んだ末に、イリーナはある決心をするのです。
息子にとって、悪影響どころか、精神的にいい影響を与えてくれていたトーリャを雇ってしまおう、と。
斬新すぎでしょ!
トーリャがキリルと会ってから、そしてキリルがトーリャに会ってから、イリーナがキリルの変化に気づいたり、トーリャに出会ってから、3人がそれぞれに変化していきます。
…シングルマザーならではの悩みに、グサッと来る言葉を、トーリャがいう場面も。
トーリャは、見た目がパパというよりも、おじいちゃんみたいな感じなんだけど、キリルの純粋な気持ちにふれあうことで、生活も性格も少しずつ変わっていき、観てるうちにうっすらかっこよくさえ見えてきます(ちょっと前に流行った、「ちょいワルおやじ」って言葉がよく似合う!)。
素直になれないイリーナも、本当はわかってたんだよね、キリルの気持ち。
シングルマザーって、大変だな…自分の体は一つでも、ママであり、パパでもいなくちゃいけない。
子供の年齢にもよるだろうけど、子ども自身が、父親の存在を欲してるような感じだったら、尚の事大変だよね。
最後は、まぁ思っていたとおりの展開になるんだけど、3人のあったかい、あったかい雰囲気に、じ〜んときてしまいました。
キリルとトーリャが可愛らしくて、ホントに。