✿ i piccoli campi ✿

プレーンな生活。小さな幸せ。

しあわせは微笑が連れてくるの

著者
ジャンヌ・ボッセ
2012年 日本語 152ページ

 

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きっと誰でもみんなそうなのかなぁとも思うけど、私は今まで生きてきた中で、大きな後悔がいくつかあります。
その中でも一番大きなものは、自分の気持ちが本当にぐちゃぐちゃになってしまい、どうすることもできなくて、人を恨み傷つけることで、自分を保とうとたとき。
自分の気持ちをほぼ聞いてもらえず、聞いてもらえないので、勿論受け入れてもらえず、それどころか人格を否定する言葉のオンパレード。
「あなたは友人としての器も度量もない人間」。
相手の思うような言葉や、行動を私がしなかったことが悪かったのか、ある時から一瞬で、親友という立場から、相手の人にとっては敵とみなされた感じ…。
その後悔の原因になる出来事からしばらくたつけど、恨みの気持ちが小さく薄れてくどころか、未だに変わらず…
全ての状況を知っている主人や家族、友人達からは、不思議な事に叱責もされず、何ていうか…悪いことをした自分を正当化をしてはいけないけれど、主人や家族や友人たち曰く「今回の件で、全ての責任があなたにあるわけじゃない。そこに至るまで、相手の人間たちからどれだけ傷つけられていたか、私たちは知ってる。結果的にあなたが悪くなってしまったけれど、先に人を傷つけておいて、自分たちは何も悪く無いという顔をしている人間たちよりかはずっといい。」と言われました。
今でも後悔は消えません。
薄れてくれません。
この本は、その後に、ちょっと気持ちに余裕が出てきた時に読んで、心がスッと軽くなった本です。
96歳のシスター、ジャンヌ・ボッセさん。
私は宗教に関して興味はあるけれど、そこまで没頭したりするのには抵抗があって…。
でもこの本は、宗教の教えという感じではなくて、日々の暮らしを、精神的に豊かにしていくヒントが、ジャンヌさんの優しい言葉に包まれて心に届いていきます。
お話の合間に、ジャンヌさんのお菓子のレシピが入っていたり、読んでいて心があったかくなるんです。
そういえばこの本は、主人と入籍をする日に、私のバッグになぜだか入っていたんです。
読んだ記憶は無いんだけど(汗)。
入籍した日に、入ってたんだよなぁ、なぜか。
主人とは、ちょっと言い争いをすることもあって、考え方の違いや、やはり言語の違い、ニュアンスの違い、これは人種が違うからとかそういう問題じゃなくて、普通にどんな夫婦でも持つ悩みだと思いますが、気持ちがモヤモヤした時に、この本に載っていた優しい言葉を思い出すと、ちょっと気持ちが軽くなります。
以前はイラクやアフガニスタンで仕事をしていた主人が、今は本国で、戦地じゃない場所で、ある程度のんびりした時間が持ててること、それだけで本当は、とってもとっても幸せなこと。
以前みたいに、「今日銃撃戦があったらどうしよう」「今日連絡が何もなかったらどうしよう」「今日死んじゃったらどうしよう」と、毎日何度も考えることもなくなって、…それなのに、今日連絡してくれなかった、とか、もっと話し聞いてくれてもいいのに、とか、苛々する私はなんて心が狭いんだろうと、改めて気付かされます。
主人だって、ちょっとのことで苛々するような奥さんじゃ、嫌だろうし、ニコニコしてる奥さんのほうがいいに決まってます。
精神的な姿勢を正す、きっかけを作ってくれる本のように感じました。
大切な大切な本です。